【3ヶ月リアル体験談】低出力レーザー治療の育毛効果とは

薄毛の悩みは、僕だけでなく多くの方が抱える共通の課題です。AGA治療といえば、一般的には内服薬が中心となりますが、僕にはそれが使えませんでした。そんな中で出会ったのが、低出力レーザーという新しい選択肢。手軽さと、副作用の少なさが魅力ですが、実際に効果はあるのでしょうか？僕は実際に3ヶ月間、この治療を続けてみることにしました。

最初の1ヶ月は、逆に抜け毛が増える「初期脱毛」に悩まされましたが、2ヶ月目には少しずつですが頭頂部の変化を感じ始め、3ヶ月目には前頭部のヘアラインにも変化が見えてきました。この記事では、そんな僕の3ヶ月間のレーザー治療のリアルな体験談をお届けします。

特に後頭部の毛量は明らかに増え、前頭部の変化も目に見えてきました。ビフォーアフターの写真を通じて、具体的な変化をご覧いただきながら、この治療が僕にもたらしたものをお話しします。

低出力レーザー治療にご興味がある方、またはAGAでお悩みの方に、僕の体験が少しでもお役に立てればと思います。では、具体的な治療の過程とその効果について、次の章で詳しくご紹介していきましょう。

低出力レーザー治療：日本皮膚科学会のガイドラインに基づく有用性

日本皮膚科学会の薄毛治療ガイドラインでは、LEDおよび低出力レーザー照射は「推奨度：B」と評価されており、AGA治療においてこれらの使用が「行うよう勧める」とされています。男性型脱毛症に対する複数のランダム化比較試験や女性型脱毛症に対する試験では、照射群では照射前に比べて毛髪数の有意な増加が見られたことが報告されています。

実際、ガイドライン上で低出力レーザーの効果に関して以下のような記述がされています。

男性型脱毛症に関して，655 nm 低出力レーザー・（週 3 回照射）を用いた，110 名の男性被験者を対象とした観察期間 26 週間のランダム化試験において，低出力レーザー照射群では照射前に比較して毛髪数は 19.8 本/cm2 増加

引用：日本皮膚科学会：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

また女性型の脱毛症に関しても

女性型脱毛症に関して，9-beamレーザー照射装置（655 nm）と 12-beam レーザー照射装置（6beam635 nm，6beam-655 nm）（週 3 回照射）を用いた，女性122名の被験者を対象とした観察期間26週間のランダム化試験において，成長期毛の数は，女性において 9-beam レーザー照射群は 20.2本/cm2
（コントロール群 2.8 本/cm2），12-beam レーザー照射群は 20.6 本/cm2（コントロール群 3.0 本/cm2）と有意に増加していた

とされており、男女共に、日本皮膚科学会のお墨付きの治療法となっています。また、副作用は軽微で、照射部の皮膚の乾燥やかゆみなどが報告されている程度というのも特徴です。

引用：日本皮膚科学会：男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

これらの科学的根拠に基づき、LEDおよび低出力レーザー照射は、発毛効果が期待でき、副作用も軽微であるため、AGA治療として推奨されています。

実際の成果：ビフォーアフター写真で見る低出力レーザー治療の効果

3ヶ月間の低出力レーザー治療がもたらした変化を、ビフォーアフターの写真を通して具体的にご紹介します。僕はフィナステリドやデュタステリドが副作用が強く出て飲めないので一切内服はしていません。（ミノキシジルタブレットも飲んでません）

治療開始前はM字や後頭部と前頭部の毛髪密度が明らかに低いことが分かります。これが僕が治療を始めるきっかけとなった状態です。

治療から三か月経った現在は、友人にも良く変化について言われるようになりました。

これまでの変化の記録

一か月ごとの進捗は、リンクを通して詳細をご覧いただけます。治療の各段階での変化が、順を追って観察できるようになっています。

副作用について

治療にあたっては、副作用の可能性にも注意を払いました。薄毛治療ガイドラインに基づくと、低出力レーザー照射による副作用は比較的軽微ですが、実際の体験者としての僕の経験では、照射部の異常知覚や蕁麻疹などの副作用は見られませんでした。皮膚の乾燥や瘙痒、圧痛といった症状も経験しておらず、日常生活においても特に不便は感じていません。 僕の体験が、低出力レーザー治療を検討している方々にとって参考になればと思います。皆さんの治療選択において、これらの情報が役立つことを願っています。

AGA治療における併用療法の効果とエビデンス

薄毛治療で僕が実践しているのは、低出力レーザー治療とミノキシジルにアデノシンを配合した外用液の併用です。ミノキシジルは血管を拡張し毛母細胞に栄養を届けやすくすることで知られ、アデノシンは毛髪の成長因子の一つとして作用する可能性が示唆されています。この二つの成分を併用することで、それぞれ単体では得られない相乗効果を期待しています。

臨床研究からのエビデンス

科学的エビデンスに基づくと、低出力レーザー治療の効果は「DERMATOLOGIC THERAPY」誌に掲載されたメタアナリシスによって支持されています。ミノキシジルと低出力レーザー治療の併用に関しても、

低出力レーザーとミノキシジルとの併用でも、単独療法と比較して毛髪数の有意な増加が示されました (P < 0.05)。

とされ単独治療よりも毛髪の増加において優れた効果が得られることが示されています。

[引用情報：The Effectiveness of Combination Therapies for Androgenetic Alopecia: A Systematic Review and Meta-Analysis. Dermatol Ther (Heidelb). 2020 Jun;10(3):555-578.]

安全性と副作用

安全性に関しては、併用療法による副作用は僕の場合、ほとんど経験していません。

※これはあくまで個人の体験であり、全ての人に同様の結果や副作用のリスクがないわけではありません。

三か月の低出力レーザー治療：まとめ

AGA治療に対する新しいアプローチとして、低出力レーザー治療に関する私の3ヶ月の実体験を紹介しました。治療開始初期には抜け毛が増える現象に直面しましたが、次第に育毛効果を自分の目で確認することができました。具体的な変化は、私のビフォーアフター写真で見ることができます。

この低出力レーザーを使った治療法は、発毛効果があることが解明され、安全な治療法として注目されています。日本皮膚科学会のガイドラインにもAGAに対して推奨され副作用は少ないとも報告されています。フィナステリドやデュタステリドなどの内服薬を使わずに、低出力レーザーと外用液（ミノキシジル＋アデノシン）だけでAGA対策をした私の経験が、育毛を目指す多くの方にとって有益な情報を提供することを期待しています。

薄毛治療の選択肢として低出力レーザー治療を考えている方々が、この体験談から具体的な効果や安全性について理解を深め、自身に適した治療法を見極めるための一助となることを願っています。